池田直也社会保険労務士事務所
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パート・アルバイト活用塾 「人がこない」

28/9/2018

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​パート・アルバイト活用塾 
7つの人ホイール
池田直也社会保険労務士事務所
 
「人がこない」
 
以前、某企業さまから
(ブログ掲載の許可は頂いています)、
求人広告を出しても、とある数店舗にて、
アルバイト(アパレル店舗スタッフ)が
集まらないというご相談がありました。
 
 
アパレルは「ノルマ」があるという
イメージがあるため、
敬遠されやすいことも事実です。
したがって、「ノルマ」の有無にかかわらず、
気持ち分、時給は高めに設定することを
お勧めしています。
 
実際、時給は高めの設定をされていました。
その他、福利厚生や、勤務地(駅近である)
なども問題無いように見えました。
そこそこ反応はありそうなものですが。
 
気になり、詳しくお伺いすると、
実は、応募者(面接)数自体はそこそこいました。
応募(面接)者のことについてもお伺いしたところ、
素行不良がありそうなわけでもありません。
 
言い方が悪くなりますが、
採用の「選り好み」をしていた様なのです。
 
アパレルという職業柄、
「年齢」や「ルックス」に
比重を置いていたのです。
 

「企業カラー」を大事にされる
企業さまでしたので、
守っていくべき理念として
大切にして頂きたいものです。

しかし、同時に、非常に勿体なくもあります。
これからの時代、
人材不足で、マッチングする人材は
ますます減っていくでしょう。
 
「年齢」や「ルックス」以外の
「長所」を評価できるかどうか、
その場では見つからなくても
働く中で見いだせるかどうかが
鍵となってくることは否めません。
 
そう言うと、
「そんな企業カラーに合わない
店員が売場にいたら、
お客様が接しにくくなる。」
という声が返ってきそうです。
 
しかし、接客業ということは、
お客様以前に、
従業員が居なければ、
モノを売ることができません。
 
お客様について考える前に、
まず、従業員について考え、
工夫する余地がないか検討する
必要があると私は考えます。
企業様もそうであるとご理解頂けました。
 
 
「年齢」や「ルックス」についても、
採用後、お洒落を
学んでいってもらえばいいわけですし、
年相応のお洒落という
魅せ方だってできるはずです。
 
 
幸い、立派な育成システムを
導入されている企業さまでしたので、
懸念材料でもある「お洒落を学ぶ」ということについても、
育成システムに導入することをご提案致しました。
 
短期的なリターンを望むのであれば別ですが、
長期的に成長していってもらう視点が大事です。
 
その後、試しに、今まで存在しなかった層の
採用をされました。
実際、その層に「隠れた魅力」があったとのことです。
 
その採用された方は「エクセル」が得意で、
パソコン業務を不得意とする従業員が
多かったこともあり、
事務作業の効率化が一気に図れ、
そのおかげで、
店全体として、お客様と接客する時間が
増えたとのことです。
嬉しいことに、くすぶっていた売上も
前年比増になったとのこと。
 
今回は一例でありますし、
採用は見極めが大事で、いい加減だと
今後のリスクになるというのは事実です。
 
 
しかし、せっかく、
自社に「応募」して貰えているのですから、
(熱意ある応募であればですが、、)
 
 スタート地点が望む姿でないにせよ、
自社のバイアス(偏見)だけで
採用を渋らずに、
採用の選択肢に加えることも
よいのではないでしょうか。
 
失敗するときは、
どれだけ策を施しても
失敗するものです。
 

「人材不足」を乗り切るために
取ることができるリスク内であると
判断できるのであれば、

一つの策として「少しの変化」に
舵を切ってみるのことも
ありなのかもしれません。

そして、私も隠れた長所を見出す、
伸ばすお手伝いをすることができるよう
より努力していきたいです。
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